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「外国人の眼」、政治家、識者(?)、官僚が北朝鮮の脅威を喧伝する中、日露戦争についてのトルストイの論評を見てみよう。「知識人は戦争の危険を冒さずに平和で勤勉な人々の間に憎悪の念を抱かせることに集中する」。:孫崎享のつぶやき
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「外国人の眼」、政治家、識者(?)、官僚が北朝鮮の脅威を喧伝する中、日露戦争についてのトルストイの論評を見てみよう。「知識人は戦争の危険を冒さずに平和で勤勉な人々の間に憎悪の念を抱かせることに集中する」。:孫崎享のつぶやき
トルストイは一八二八年生まれ。一九〇四年六月二十七日英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表... トルストイは一八二八年生まれ。一九〇四年六月二十七日英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。『現代文 トルストイの日露戦争論(平成二三年国書刊行社』より。 ************************************* 戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。 東西を隔てた人々を見るといい。一方は一切の殺生を禁ずる仏教徒であり、一方は世界中は兄弟であり、愛を大切にするキリスト教徒である。 ・貧困で、無知で、社会情勢に暗い日本の農夫が田畑から引き離され、仏教本義を教えられることはなく、偶像に犠牲を強いることを教えられている。一方ロシアのツーラ地方もしくはニジニ・ノブゴロド地方の貧困で無教育な人々がキリスト教の本義はただキリストを礼拝することにあると教えられた。これは普通の人