才能ってなんだろう？ - ハックルベリーに会いに行く

人間の本質才能ってなんだろうと考えることがある。ぼくは天才が好きで天才の評伝を好んで読んでいた時期があった。そのうちの一つにモーツァルトがあったのだけれど、そこにはいまだに心に残っている興味深い一節があった。モーツァルトは同時代の誰よりも音楽の技法に精通していたというのだ。今の言葉で言うなら「情報強者」だった。それも史上最強の情報強者だった。彼は物心ついた時から膨大な量の音楽情報を浴びるようにして育ち、しかも記憶力が良かったから、そのデータベースは誰よりも豊かに、また膨大なものとなった。彼が作曲をする時には、その膨大なデータベースから最適解を選び続けるような感じだったらしい。だからモーツァルトの音楽は全部コンテクストがあるのだ。新しくはあるけれども、飛躍的に新しいというわけではない。ちゃんと、それまでの伝統の上に築かれている。 モーツァルトの音楽は、けっして天から降りてくる類のものではなか

[Masa19800822]

頭が良い、ということが知識がある、から地頭があることに転換しているが、結局、ものを知らなければ発想は生まれてこないと思うんだけど。。。

[kagakaoru]

才能について考える時、ぼくはいつも手塚治虫のある言葉が思い出される。それは「才能とは結局記憶力のことである」というものだ。

[craftone]

なるほど。ガラスの仮面を思い出す。自分があることに関して記憶力がなければ、そのことについて才能がないと判断できるのだろうなぁ。逆は成り立つのだろうか？

[delayedresolve]

『手塚治虫のある言葉が思い出される。それは「才能とは結局記憶力のことである」というものだ』