『The Special Kuri-Kinton Case』 - ユはゆかりんのユ

国内, 米澤穂信秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/03/05メディア: 文庫 変わろうと努力した。 小市民らしく、小さな幸せをかみしめながら生きていくことを誓った。 古い人間関係を清算して、新たな人間関係を育んでいこうとも決意した。 それでも結局、ぼくたちは変われなかった。 努力した結果、ぼくたちはどうやったって変われない、それだけを理解することができた。 こういうのはなんだ、アンチ成長小説とでもいえばいいのか？ ただ正直、小鳩くんが本当に本気で心の底から変わりたいと思っていたかどうかは微妙である。上下巻合わせて496ページ、どこをどこからどう読んでもこいつはなんの努力もしちゃいねえ。 舐めきった態度で他人と接し、決して心を開こうとはしない。相手の心を覗こうともしない。自分から積極的に溝をつくり、し

[p17n]

に、2回に1回くらいは1行目から感想を書いているはずなのに！

[genesis]

曰く，「だからやっぱり、これはアンチ成長小説なのだと思う。」，「ならばいったい、この物語はどこに着地するのだろう？」

[Erlkonig]

この人が最初の一行目から小説の感想を書いてると何事かと思う。