村上龍の墓標 - じのんの雑記

Twitterにも書いたけど俺は二十代半ばから終わり頃まで村上龍が好きだった。けどこのところずいぶん離れていた。もう五年くらいは彼の小説を読んでいない。もっと読んでないかもしれない。そしてTumblrで以下のNYTへの寄稿文を読んでもう全然受け付けないことが、今更ながらよく分かった。 危機的状況の中の希望 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京) 受け付けないと書いたが、なんだろう、幻滅と言った方がいいかもしれない。 彼の文体は変わらない。いつもの通り。が、中には何も入っていない、そんな感じだ。だが彼の書く曖昧な「希望」、あれはいったい何だ？ あれは絶対に被災者たちのものではない。今、避難所でひもじい思いをして凍えている人々の心に芽生えているものではない。目の前の状況で生き延びるのに精一杯な彼らの胸に芽生えるものではない。 そうではなく、あれは高級ホテルでウィスキー片手にテー

[Midas]

文学とは読む人の心に最後まで残ってる希望のカケラすら取り上げ裸の状態へ追いつめるもの(でなければポルノや広告とかわらない)。でなければ人間は愚かさに気づけない。石原、猪瀬、東、村上、1番マトモなのは石原

[miruna]

昔からこういう奴だった気もするけど

[nessko]

村上龍はデビュー当時からずっとああだったという記憶しかないな。個人的には好きな作家だというのは今でも変わらない。

[tweakk]

あとで

[hengsu]

"読み直して分かったが、彼が書いているのは【大衆】に対してではなくて、あくまでも彼の【顧客】だ。"

[tach]

「死の恐怖に直面した時に芽生えた、国家への、民族への欲情みたいなもの」…同感。

[yukatti]

村上龍のNYT寄稿文は被災地外での非被災者向けの優雅な感傷。

[soda725]

こっちのdisの方が村上龍っぽいな。

[Imamu]

「彼の言う「希望」は彼個人の感傷のようなものだ」

[sr10]

希望って何だろうかちょっとこね回してみようかな "村上龍の墓標 - じのんの雑記" -

[jinonjy]

そういえば昨日寝る前にざざっと書いた。まあ何となく書いている俺自身が感傷的だが。好きだったから怒りがあるんだろう。　　さらに書いてしまった。http://bit.ly/dYpLLF