米政府、米軍グアム移転見直し通告 普天間移設と分離: 泥酔論説委員の日経の読み方

４日朝刊１面 米政府は沖縄の米軍普天間基地移設に伴う在沖縄海兵隊のグアム移転計画を見直すと日本政府に通告した。移転規模を約8000人から約4700人に減らし、残りを他地域に分散配置するとみられる。今月中旬に米政府が発表する2013会計年度の予算教書に盛り込む見通し。グアム移転の前提となる普天間基地の移設と切り離すことにもつながりかねない。 玄葉光一郎外相は３日夜の記者会見で「普天間基地移設とグアム移転が共に進む方策について柔軟性を持って協議している」と述べ、日米で協議に入っていることを明らかにした。そのうえで「（ロードマップに沿って）海兵隊１万人が沖縄に残留することと、普天間移設先として名護市辺野古がベストであることは変わりはない」と語った。 グアム移転計画の見直しはオバマ政権が先に打ち出した米国防予算の大幅な削減による新たな国防戦略の一環。海兵隊をグアムだけでなく、ハワイやオーストラリア