[書評]河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙（河北新報社）: 極東ブログ

今年はどんな年だったかといえば、東日本大震災の年だったと言うほかはない。NHKニュースに流れる災害報道の映像は見ていた。そのくらいは見るようにした。 かつて大伴家持の晩年を偲んで一人旅して回った多賀城市の惨状は、胸抉られる思いがした。あまりの圧倒的な惨事に心がついて行けなくなった。自分について言えば、少し日が経って以降、震災についてはあまり考えないようにしていた。逃げていた。 そうもいかない。震災を少しづつ考えようと思ったとき、まず言葉が欲しいとも思った。映像やニュースではなく、その経験のただ中にいた、人間の言葉が欲しい、と。それが、この「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙（河北新報社）」（参照）にはあった。 書名「河北新報のいちばん長い日」は第1章の章題でもある。3月11日の、その当日から、奇跡的と言ってもよいだろう、翌日の朝刊を作り上げる12日の未明までの河北新報の活動がドキュメ

[ajico_x]

3月12日にうちに届いたあの薄い河北新報の朝刊の有り難みは、一生忘れない。電気がなくて何も情報がない中、あの新聞を隅々まで繰り返し大切に読んだんだ。

[nakanotaku]

必ず読む。

[funaki_naoto]

「地方が生きているということは、その人々の生活を写し取り伝える基本機能なくして成立しない。当たり前のことと言えばそうだが、その当たり前は、命がけの仕事ともなりうる。」

[yyamaguchi]

「映像やニュースではなく、その経験のただ中にいた、人間の言葉が欲しい、と。それが、この「河北新報のいちばん長い日　震災下の地元紙（河北新報社）」（参照）にはあった。」

[complaintbox]

　停電で情報や映像が入って来ないところに、きちんと、地域の集会所に長官が届いたことの安堵感は、今でも忘れられない。／震災を機に、編集内容も若干変わった気もする。　スタンスが確率したような。

[jt_noSke]

読もう

[dokodajp]

泣いた

[nobodyplace]

今すぐ読まねば。手元にある。