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余震の中で新聞を作る85〜引き裂かれる思い/南アルプス山麓で その2
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余震の中で新聞を作る85〜引き裂かれる思い/南アルプス山麓で その2
12月1日、新宿発の特急あずさ17号に揺られて山梨県の小淵沢(北杜市)に着いたのは、午後3時。お... 12月1日、新宿発の特急あずさ17号に揺られて山梨県の小淵沢(北杜市)に着いたのは、午後3時。およそ半年前、初めて訪ねた6月21日の空には、甲斐駒ケ岳(2、967メートル)が大きくそびえていましたが、暗い鈍色の雪雲がその姿を塗り込め、南アルプス山麓の厳しい冬の訪れを告げていました。 「雪が降ったよ。うち(南相馬市鹿島区)から持ってきたこのトラックは、タイヤの径が小さいので、冬道は無理かもしれないな」。駅まで迎えに来てくれた小野田等さん(59)は、仮住まいをする同市白州町に向かう長いループ状の下り坂を運転しながら、「雪は少ないが、冷え込みと凍結がすごいそうだよ。見てごらん、こっちのトラックはタイヤが大きいだろう」 小野田さんは、計9ヘクタールの田んぼとイチゴのハウスを営んだ地元を、昨年3月11日の津波被災と福島第1原発事故後の厳しい風評、東京電力との損害補償の交渉難航という三重の苦渋の末