貧乏な小説好きに贈る言葉

今回は、実用的なことを書こうと思う^^ 例えば、私より若い人は、これからいろんな小説を読んでいくんだろうと思う。 以前より情報を手に入れるのはたやすいので、的確な判断ができると思うだろうが、実はそうでない。 最終的には、あ、これは良さそうだなという決断は、実は長年の鍛えられた勘に依ってるのである。 その勘というのは、出版社の宣伝広告の文章によって鍛えられる。 何十万もの宣伝文を読み、買って失望し、買わずに悔やみ、血の滲むような努力（笑）の末に身につけるものだ。身銭がかかっている。 今回、そのコツの一端を、無料で教えよう^^ 例題として、「雨の午後の降霊会」という文庫本の後ろに載っている「ヴァン・ダイン」の広告を使おうと思う。 ヴァン・ダインは超有名な探偵小説作家であるが、ここでは、私は初めてその名前を聞く初々しい初心者のつもりで読んでいこうと思う。 ヴァン・ダインには12冊の著作がある。

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