飛騨牛や松阪牛守れ、岐阜・三重が全頭検査検討 （読売新聞） - Yahoo!ニュース

放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた肉牛が各地で見つかっている問題で、飛騨牛や松阪牛の産地である岐阜、三重両県は、県内から出荷する牛の全頭検査を行う方向で検討を始めた。 飛騨牛の産地、岐阜県の古田肇知事は２６日、記者会見などで、「食の安全やブランドを守るため、全頭検査態勢の構築が必要」と述べた。同県によると、昨年の県産肉牛の出荷頭数は約１万２０００頭で、全頭検査には、少なくとも２億円の費用がかかる。同県は、費用負担について生産者や業界団体と調整し、１〜２週間後までに開始時期などを決める。 また、松阪牛の産地、三重県の鈴木英敬知事は２６日の記者会見で、「牛肉の価格が下落していることを重く受け止めなければならない。他県の状況も踏まえて検討し、今月中に結論を出したい」と話した。２０１０年度に同県内で処理された肉牛は約１万４０００頭。

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飛騨牛や松阪牛守れ、岐阜・三重が全頭検査検討