鳥類の飛来防止にテグス 天然記念物の神島保全 （紀伊民報） - Yahoo!ニュース

和歌山県田辺市教委は29日、田辺湾に浮かぶ国指定天然記念物「神島」にカワウやサギなどの鳥類が飛来しにくいようにと、島の木々にテグス糸を張り巡らせた。鳥のふん害を防ぐためで、3年目。関係者は「全体的に島の緑は濃くなってきている」と効果を実感している。 作業は、これまでカワウなどがねぐらにしていた「大山（おやま）」の鳥ノ巣側で行った。市教委から依頼を受けた市文化財審議会委員の玉井済夫さんら5人が船上から釣りざおを使ってテグスを張った。重りは鉄製のものを使っている。 2009年1月下旬にテグス糸を張ってから、鳥類の飛来はなくなっており、毎年張り替えている。 玉井さんは「古い木が枯れて裸地になったところに外来植物が入ってきている。今後、外来種が在来種に入れ替わるのを期待したい」と話している。 神島については、南方熊楠が1934（昭和9）年に島の植生を調べており、そのころに比べ、今は木々の

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