県内８信金９月中間決算、黒字確保も５信金が減益/神奈川 （カナロコ） - Yahoo!ニュース

県内に本店を置く８信用金庫の２０１１年９月中間決算が出そろった。預金と貸出金の利ざやの縮小、法人の資金需要低迷などで経営環境は依然厳しく、全信金が最終黒字を保ったものの、前年同期比では５信金が減益だった。海外経済の減速や円高など取引先の業績に対する懸念材料が強まっており、下期は「予断を許さない状況」（川崎信金）となっている。 本業のもうけを示す実質業務純益は、足踏み傾向が強い。当期純利益は、電力会社株の下落などで売却損が前期比約14億円増の川崎信金で微減。貸し倒れに備えて内部留保の引当金を「予防的」に多く積んだ湘南信金、地元老舗企業の大口倒産が１件発生したさがみ信金などが利幅を縮めた。 不良債権残高（金融再生法ベース）は、比較的規模の大きな４信金で今年３月末を上回った。不良債権のうち、川崎信金、平塚信金、中栄信金を除く５信金で要管理債権が増えた。厳しい経済情勢を反映し、延滞債権の増加が

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県内８信金９月中間決算、黒字確保も５信金が減益/神奈川