寿命3年延長でコスト5割増＝IMF、長寿化への備え求める （時事通信） - Yahoo!ニュース

【ワシントン時事】国際通貨基金（IMF）は11日、世界全体で人間の寿命が現在の想定よりも3年延長した場合、社会保障費などのコストが2050年までに5割増加するとの報告を発表した。こうした長寿化に伴うコスト増への対応には時間がかかるため、早期に対策を講じるべきだとしている。 報告は世界金融安定性報告（GFSR）の一部。それによると、政府と民間企業が現在想定している平均寿命は比較的短めに見積もられているケースが多く、平均寿命が想定より長くなった場合は社会保障費の増大など経済に大きな影響を与える可能性があると指摘した。具体的には、寿命が現在の想定よりも3年間延びた場合には、50年までに数十兆ドルの追加の経済コストが発生し、財政の悪化などによって金融市場の安定にも悪影響を及ぼす可能性があるという。 【関連記事】 資源輸出国、為替柔軟化を=価格リスクへの対応要請-IMF 中国の経常黒字予想

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寿命3年延長でコスト5割増＝IMF、長寿化への備え求める