慎重から積極対応へ＝凶行相次ぎ転換―ストーカー相談で警察 （時事通信） - Yahoo!ニュース

恋愛感情のもつれによるトラブルをめぐり、警察は対応の転換を迫られている。ストーカー規制法が作られた13年前は慎重な運用が望まれたが、東京都三鷹市の女子高校生殺害など、最近は凶悪事件に発展するケースが目立つ。警察庁は、凶行を防ぐために容疑者逮捕を選ぶなどの積極的な取り組みを指示した。 ストーカーは、1999年に埼玉県桶川市で女子大学生が殺害されたことで注目を集めた。翌2000年、議員立法で規制法が作られた。 同法には「国民の権利を不当に侵害しないように留意」などとする条文が盛り込まれた。この趣旨について、議員は国会で「一方的な被害申し立てによって警察が軽はずみに動くと、冤罪（えんざい）をもたらす」などと説明。運用には「細心の注意」を払うよう求めた。 このため、ストーカー被害の相談を受けた警察は、捜査ではなく、規制法に基づく警告など行政手続きを取ることが多かった。同庁幹部によると、大半の

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ストーカー規制法は、冤罪防止のため、「国民の権利を不当に侵害しないように留意」などとする条文が盛り込まれた。このため、警察は、捜査ではなく警告など行政手続きを取ることが多かった

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