年金抑制、デフレ時の発動断念＝物価上昇時にまとめて実施―厚労省 （時事通信） - Yahoo!ニュース

厚生労働省は23日、公的年金の制度維持に向けた改革案を固めた。毎年度の年金額改定のたびに、支給額の伸びを物価の上昇よりも低く抑えていく「マクロ経済スライド」について、当初検討していたデフレ時にも発動できるようにする案を断念。抑制見送り分を翌年度以降に持ち越し、物価が大きく上昇したときに、まとめて複数年度分を実施する方式に改める。与党の了承を得た上で、今国会への法案提出を目指す。 年金は本来、物価の上昇率や下落率に連動して改定される。2004年の制度改革では、保険料収入と年金給付額を釣り合わせる目的で、マクロ経済スライドを導入した。本来の改定率から、現役世代の減少率などを踏まえてはじき出した調整率（1％程度）を差し引く仕組み。 現行ではデフレ時には実施しないルールとなっているのに対し、同省は今回の改革で、発動する案を検討。だが物価下落率とマクロ経済スライドの二重の引き下げは年金生活者への

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