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[ショートショート]同じ恰好の男 - KAMPLOG
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[ショートショート]同じ恰好の男 - KAMPLOG
バッグにガジェットと勇気と希望と絶望詰め込んでビールと日本酒をひとり呑みながらハシゴする雑居ブロ... バッグにガジェットと勇気と希望と絶望詰め込んでビールと日本酒をひとり呑みながらハシゴする雑居ブログ。とにかくパーティを続けよう。 「いつも…その恰好を?」 「そうしないと私が誰であるか分かってもらえないんです」 男は慣れた口ぶりでそう答えた。 男は決して人見知りなどではなかった。 むしろ社交的な方で、知り合いがいようがいまいがいろんなところに顔を出しては、ユーモアを交えた(時には少し過激な)話術、見た目以上にいい運動神経が織りなすボディアクションでその場に居合わせた人を楽しませ(時には嫌がらせにもなるが)、たちどころに魅了してしまう「スキル」を持ち合わせていた。 これは若い頃キャバレーで給仕として働いていた男の父親の影響も少しはあるかもしれない。でも男は父親の職歴については話したけれど、自分の職歴については決して話すことはなかった。 「ほら、昔本書きの誰かが自分の作品の中で出す”赤い洗面器