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歴史的仮名遣いでの小文字表記について
現代仮名遣いは国が定めたものですから,きちんとした(明文化された)ルールがあります。 たとえば,こ... 現代仮名遣いは国が定めたものですから,きちんとした(明文化された)ルールがあります。 たとえば,こちら。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/ (「内閣告示・内閣訓令」をクリックすると,現代仮名遣いを初めとする各種の国語表記に関する基準が見られます。) 一方,歴史的仮名遣いは,「仮名遣の基準を、現代の発音によらず、古文献におくもの。契沖の整理に従って、ふつう規準を平安初期におく。」(広辞苑)というだけであり,「公式の歴史的仮名遣い」というものはありません。 (しいていえば,戦前の国定教科書の書き方が一つの基準にはなっていたといえましょう。) 小文字表記についても同様で,歴史的仮名遣いにおける扱いに関する「根拠や決まり」といえるオフィシャルなルールはないと思います。 ですから,昭和21年より前は拗音・促音は全部大文字(他と同じ大きさの文字)で書かれていたというわけでは