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物語の登場人物と、倫理
補足欄及びお礼欄、拝見しました。 お礼欄に記入があった旨のメールが届いたのは3/3だったんですが、何... 補足欄及びお礼欄、拝見しました。 お礼欄に記入があった旨のメールが届いたのは3/3だったんですが、何を書いて良いものやら……、と、一週間悩んでいました。 若干これまでの経緯を整理したいと思います。 まず質問者さんの最初の問題意識というのが 「登場人物の行為を道徳規範に照らし合わせて読むことは、文学作品を読む上で好ましくない読み方である。」という考え方は、近代になって、「文学理論」の成立とともに、誕生したのではないか。 この命題が登場した起源・背景を問いつつ、この命題の正当性を再度検討してみたい。 というものだったように思います。 それに対して、そもそも「道徳規範」抜きには「読む」という行為は成立しない、というのが、わたしの一貫した考え方でした。読み手は、それぞれの身体に刻み込まれた「ハビトゥス」を元手に、象徴体系としてある「文学の森」に分け入っていくのです。それぞれの「道徳規範」に照らし合
2008/03/20 リンク