会津戦争の呼び水…世良修蔵の暗殺 - 今日は何の日？徒然日記

慶応四年（1868年）閏4月20日、長州藩出身で奇兵隊の総督を務めた事もある世良修蔵が、仙台・福島藩士の急襲を受けて斬首されました。 ・・・・・・・・ 周防国大島（山口県大島郡）の大地主で庄屋も務める名家に生まれた世良修蔵（せらしゅうぞう）は、その裕福さゆえ、幼い頃から有名な漢学者や儒学者の教えを受け、さらに17歳の時には藩校＝明倫館（めいりんかん）に学んで高い教養を身につけ、自他ともに認める秀才に成長します。 さらに、同じ周防大島出身の僧＝月性（げっしょう）の影響で海防論（海岸線における国防に関する論議）に目覚めた彼は、熱心な攘夷論者（外国を排除したい派）となり、20歳を過ぎた安政二年（1855年）の頃からは、吉田松陰（よしだしょういん）（11月5日参照＞＞）や梅田雲浜（うめだうんびん）（9月14日参照＞＞）らとも交流し、長州藩内でも有名な存在となっていきます。 やがて江戸に出て、さらに

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「一説には、この修蔵の参謀就任を京都にて聞いた同郷の品川弥二郎が、 「えらいヒドイやつを任命したもんや」 と、ポツリと言ったとか・・・」この言われよう…