良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態

C男さん 年齢：６５歳 主訴：部分床義歯の不具合 C男さんは、７年前、近くの歯科医院で初めて保険の部分入れ歯を作ってもらったが、初めてのせいか、どうしても慣れることができず、入れ歯を入れないままに、しばらくは流動食ばかりの生活となった。 しかし、いつまでも続けるわけにはいかず、その半年後、今度は友人の紹介で行った、もう少し遠い別の歯科医院で入れ歯を作り直した。 今度は何とか口の中に入れることは出来たが、噛むと入れ歯の縁が痛くなる。そこで、その部分の調整をするために何度も通院を繰り返したが改善できなかった。 その後もいくつかの歯科医院で同じことの繰り返し。 最近検診のため、ある有名な大規模歯科診療所に行ったが、そこの担当医に自費の金属床義歯を勧められたが、C男さんは年金生活者でもあり経済的にはあまり余裕はなかったので、一旦は断ったが、担当医が自費治療の利点を熱心に説明されたこともあり、ついに