明治維新は「料理維新」でもあった - 朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)

明治維新は「料理維新」でもあった 【新刊】岡田哲著(チョン・スンブン訳)『とんかつの誕生―明治洋食事始め』 1868年の明治維新は、日本が西洋の文化を受け入れ近代化を図った政治的な革命だったが、一方で30年あまり製粉会社に勤務し、小麦粉の製造や研究に従事してきた著者は、明治維新を別の角度から、「料理維新」、つまり食べ物の革命と呼ぶ。 著者によると、日本では7世紀以後、仏教の影響で1200年余りの間、肉食がタブーとされてきた。ところが、「西欧諸国に追いつけ､追い越せ」という大号令を下した明治天皇は肉食を奨励し、西洋諸国と対等になるために栄養価が高い西洋式の食べ物を導入することにしたという。 ところが庶民の抵抗も根強く、そんな状況の中でどうにか牛肉を受け入れてもらおうと、日本料理の材料を使った食べ物を考案した。そうして登場したのが牛鍋やすき焼きだったという。最も日本の代表的な食べ物

[rahoraho]

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