国家破綻の効用 米国が財政危機を歓迎すべき理由 JBpress(日本ビジネスプレス)

（2010年1月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） 『クマのプーさん』には、主人公のクマがパンをはちみつと一緒に食べたいか、コンデンスミルクと一緒に食べたいか聞かれる大事な場面がある。クマは「両方」と答える。大いに愛される児童文学のキャラクターであれば、この手のわがままもすんなり許される。 だが、世界の大国がこのような子供っぽい振る舞いを始めたら問題である。 すべてを欲しがり、債務を積み上げる米国 米国人に何を求めているのか――減税か、もっと気前のいい社会支出か、それとも世界一贅沢な軍事装備か――尋ねると、彼らは概ね、「全部｣と答える。 その結果、米国は債務を積み上げることになった。巨大な金融危機に対する短期的な対策を考えると、GDP（国内総生産）比12％程度の財政赤字は理解できる。 米国人が心配すべきことは、公的給付が今後確実に急増していく中で、同国には中期的に財政赤字を管理可能な

[takunama]

"1978年の鄧小平氏による中国経済開放の背景には、財政および外国為替の危機があった" "インドが1991年に経済改革を受け入れた時も、話の筋書きは同じだった。インドでは当時、外貨準備高がたった2週間分の輸入に相当～"

[fragilee]

2010年1月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙

[ahahasasa]

ピンチはチャンス

[neut]

「国家破綻の瀬戸際に立たされたおかげで、英国の有権者は本当に変革が必要であることをはっきり認識し、サッチャリズムの土壌が整った」

[elm200]

国家は定期的に破綻するものなのかもなあ・・・。ナイル川の氾濫が豊穣をもたらすようなものか？早いところ日本にも本格的な危機が来てほしいものだな。

[petronius7]

国家というのは、ある意味約束の塊みたいなものなんだけど、時間がたつと約束でがんじがらめになって動けなくなる。もう約束は守れませんといって投げ出せる貴重な機会が財政危機。そういう意味では投げたもん勝ち。

[kenchan3]

結局どこの国も破綻するギリギリまでは国民一丸となった本気の改革はしないってことで。　そういう意味では日本はまだ少しだけ余裕があるともいえる。

[georgew]

米国もいつの日か、自らの国家財政危機を経験するという幸運に恵まれるかもしれない。危機が無駄にならないよう祈ろうではないか > 日本はどーなんでしょうか(苦笑)。

[phantom_shell]

相変わらずFTは容赦ねえなあ。

[kirghisia]

盛んに議論される新興諸国、BRICs（ブラジル、ロシア、インド、中国）はいずれも、経済改革と国家再生の軌道に乗るために財政危機を必要とした。米国もいつの日か、自らの国家財政危機を経験するという幸運に恵まれる