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【純文学風読み切り短編小説】 ~帰郷~ 【R-15+指定】#ぶろぐのぶ
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【純文学風読み切り短編小説】 ~帰郷~ 【R-15+指定】#ぶろぐのぶ
By: sophie ノゾミは母を連れて、ここへ戻って来た。 田舎の、本当に田舎の無人駅に、ノゾミは母と共に... By: sophie ノゾミは母を連れて、ここへ戻って来た。 田舎の、本当に田舎の無人駅に、ノゾミは母と共に降り立った。 昼下がりの日差しが、殊更に強く感じられた。 「お母さん。この駅、少し変わりましたか」 ノゾミは母にだけ聞こえるような小声でそう言い、狭いプラットホームを見渡した。 「といっても、やっぱり小さいし、駅員さんがいないのは変わりませんね」 ノゾミは言いながら、切符を回収箱に入れ、プラットホームから道路への緩い下り道を歩いた。 「ああ、目の前にアパートができたからかしら。以前は、見渡す限り田んぼでしたものね」 そう言いながら、リュックサックを背中に背負った。 母は返事をしない。 元々、ノゾミの母は寡黙な性質であった。 それを知ってか知らずか、ノゾミはおかまいなしに話しかける。 「ほら、お母さん。ご覧になって。コンビニができていますよ。その手前には中古車屋さんかしら。のぼりが立っ