米AMDのATI買収、その狙いは「モバイル/家電分野」でのシェア拡大か | パソコン | マイコミジャーナル

米Advanced Micro Devices(AMD)は7月24日早朝(現地時間)、カナダのGPUメーカーATI Technologiesの買収で同社と合意したと発表した。買収総額は約54億ドル。既報の通り、株主等の承認を得られれば買収は2006年第4四半期にも完了する見込みだという。本記事では、両社が開催した共同記者発表会の内容を参考に、買収後の両社の製品戦略と業界での影響について分析していく。 記者会見の冒頭で米AMD会長兼CEOのHector Ruiz氏は「実に素晴らしい朝を迎えた。買収を機に両社は共同でプロセッサパワーの強化に突き進むことになる。今回の買収は両社にとってメリットとなるだけでなく、従業員、株主、ユーザーのすべてにメリットをもたらすことになるだろう」と挨拶した。それに続いて加ATI社長兼CEOのDave Orton氏も「両社の合併は従来とほとんど変わらない体制が続く一