中里一日記: 記憶

記憶 全人類に読ませたいので、とりあえずここに書く。Ｒ・デーケン『フロイト先生のウソ』（文春文庫）197-198ページより。 最初の調査は、一九八六年のスペースシャトル・チャレンジャー爆発事故の翌日におこなわれた。約一〇〇名の被験者に、事故のニュースをどんな状況で聞いたかを書面で答えてもらった。回答は、七項目の質問（「そのとき、どこにいましたか」、「誰といましたか」、「そのニュースを何で知りましたか」など）に答える形でおこなわれた。数年後、コンタクトが取れた被験者（約半数）に再度同じ質問リストに答えてもらった。最初の調査のときと答えが食い違う項目があった人には、暗示や誘導尋問や助言によって正しい記憶を呼び覚まそうとした。 その結果は、映画「トータル・リコール」（アーノルド・シュワルツェネッガー扮する主人公が、架空の冒険の記憶を植え付けられる）を彷彿とさせるものだった。まず、回答者の四分の三

[memoclip]

自分のログを残さないといけない理由のひとつ。 / はてブでもよくある。こんなことを過去の自分は考えてたのかー、とか。一年前にブックマーク済みだったのかよ・・・！とか。。 （追記）id:entry:64929929 id:entry:48111682

[tgk]

誰か俺の記憶をバラ色に作り変えてくれ

[mk16]

>刺激や暗示によって正しい記憶を呼び覚まそうとする試みは、すべて徒労に終わった。あとから塗り重ねられた記憶を取り払うことに成功した例は一つもなかった。

[betelgeuse]

鮮明で具体的で自信にあふれた、事実ではない記憶

[saz_go]

記憶の曖昧さ。「自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった」「記憶の内容が生き生きしているとか具体的であるとかいったことも、記憶の正しさとは無関係だった」

[murashit]

いいはなしだ

[taro-r]

人間には再インストールの履歴が見えないからなぁ。知らない間に自分が入れ替わっているに違いない。

[yowa]

> 　「自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった」「記憶の内容が生き生きしているとか具体的であるとかいったことも、記憶の正しさとは無関係だった」

[zetamatta]

曰く「自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった」― これは興味深いな。最近の某判決も証言者の自信を根拠にしてたかな。

[amnesia4646]

だから書き留めずにはいられないんだ

[emiladamas]

なるほど、人間の記憶なんてあやふやなんだなとは思うが、“回答者の四分の三が、同じ質問に答えたことがあるのをすっかり忘れていた。”そんなにあやふやなものなのか。

[synonymous]

「生き生きした記憶は、それが正しいことの兆候ではなく、間違っていることの兆候でさえない。」

[uunfo]

証言とか記憶とかなんて簡単に塗り替えられる。そういう理由で幼児の頃や果ては胎児の頃の記憶があるという人は両親などから聞いたことを脳内で反復しているうちにそう思いこんだいるだけだと思っている。

[oooooooo]

あとから塗り重ねられた記憶を取り払うことに成功した例は一つもなかった / 自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった

[goo]

｢どうやら人間は、自分自身の記憶について何も知りえないらしい。｣

[youz]

>自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった。

[yaruhara]

自信と記憶の正しさは無関係。一般的な感覚よりだいぶひどいから深刻。ロフタスは目撃者証言の信頼性を問題にしてる。

[mats3003]

おもしろいです。