「頭と内臓を抜くと、放射能の値が下がる」は本当か？ - 勝川俊雄公式サイト

現在の水産物の調査は、頭と内臓を抜いた可食部（人間が食べる部位）のヨウ素とセシウムを計測しています。「政府は、頭と内臓を取り除いて計測することで、値を故意に低くしている」という批判を随所で見かけます。本当にそうなのか、データで検証してみましょう。海産魚類の全体を計測した場合と、可食部（肉）のみを計測した場合で、セシウムの値（Bq/kg）に差が出るかを比較してみました。 頭、骨、内臓を取り除いて可食部のみにすると、セシウムの濃度は２割ほど上がります。セシウムが筋肉に広く分布することは、過去の知見からも明らかです。セシウムの密度が低い骨と内臓を取り除けば、かえってセシウムの濃度は上がるのです。インチキの測定法で、放射性物質の汚染を低く見せているということはありませんので、ご安心ください。 セシウムに関しては、今の計測法で良いのですが、ストロンチウムは骨に集中します。今後ストロンチウムを計るとき

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煽りついでに魚に関するこれも。「とりあえず危険だって言っとくぶんには怒られないぜ！」というのも考えものだ→【「頭と内臓を抜くと、放射能の値が下がる」は本当か？】

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勝川教授によるわかりやすい解説。

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意外な結果。そして「骨せんべいは食べないが吉」なんだな。