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弟が懐いていた耳の聞こえないお爺さんが「ぼくを、しょうがいしゃとして、にんげんとして、そのまんまうけいれてくれた弟くん、ありがとう」 : キスログ
長いです。吐き出しをかねて。 うちの近所に、いわゆる聾唖のおじいさんが住んでた。 祖父母と同世代... 長いです。吐き出しをかねて。 うちの近所に、いわゆる聾唖のおじいさんが住んでた。 祖父母と同世代くらいで、事情があるのか、家族はいないそうで、親戚とも離れて一人暮らしだった。 私は、小さい時、「聾唖」ということがわからなくて、どうしてあのおじいさんはいつもニコニコしてるのに、 挨拶しても返事してくれないのかな?と思って、母に尋ねた。「おじいさんは耳が聞こえなくて、喋ることもできないの。 だから、あんたが挨拶しても聞こえないの。無視してるんじゃないのよ」と教えられ、聞こえない、喋れないってつらいなと思った。 そんなおじいさんに、弟はよく懐いてた。おじいさんは手話もできなくて、意思の疎通は基本的に筆談。学校もまともに行けてないそうで、 ひらがなばかり。弟が「今日ね、○○(差別用語)さんに漢字教えてあげた!」と言った時、母が卒倒しかけたけど、その差別用語は、 おじいさんが幼少期からずっ
2014/05/10 リンク