金融そして時々山: 中国人の可処分所得は公表数字より１１７兆円も多い！

金融そして時々山 山好き金融マンのホームページ 余り日本のマスコミが取り上げない視点から経済と金融を語るページです そして時々山やアウトドア・町歩きを語ります 日本や欧米先進国の購買力が低迷する中で発展途上国の消費力に対する期待が高まっている。中でも日本が一番期待しているのは中間層にビザが解禁される中国人の購買力だ。 中国人の購買力を考える時、頭に浮かぶのは「どうして彼等は統計上の所得から考えられない程のお金を持っているのだろう」という疑問だ。私は～恐らく大部分の人も同じだと思うが～中国の隠れ所得は相当大きいと思っていたが、その規模について興味深い推計がエコノミスト誌に出ていた。 研究を行ったのは中国経済改革研究基金のWang Xialou教授。同教授の推計によると中国人家計の「隠れ所得」つまり公表可処分所得と実際の可処分所得の差は9.3兆元になる。これは中国の2008年度のＧＤＰの３０％

[gruza03]

「隠れ所得が9.3兆元もあるということは中国経済は統計よりも3割も大きいのか？」という疑問が起きるが、エコノミスト誌はそれ程でもないという。