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システム開発技法の歴史<経営とIT<歴史<木暮仁
高品質のソフトウェアを効率よく開発すること、保守改訂が容易なソフトウェアにすることが重要であるこ... 高品質のソフトウェアを効率よく開発すること、保守改訂が容易なソフトウェアにすることが重要であることは、プログラムが出現した当初から認識されていた。 これが深刻になったのは1960年代末である。コンピュータが広く用いられるようになるのに伴い、プログラマが不足してきた。システムの規模が大きくなるのに伴い、システムが複雑になり、システムの品質を維持することが困難になってきた。 NATOは1969年にソフトウェアエンジニアリング会議を開催した。このような状況をソフトウェア危機(Software Crisis)であるとし、それを解決するためには、ソフトウェア開発を工学的な観点から方法論や手法を整備すること、すなわち、ソフトウェア工学(Software Enginnering)が必要だとしたのである。 この指摘もあり、1970年代には、ERDやDFDなどの図法、ウォータフォールモデルなどのシステム開発