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チャップマン邸保存を 有志で活用考える会設立へ 新宮市 旧チャップマン邸の保存と活用を考える会の設立に向け、呼び掛け人代表の矢熊敏男さん（６８）と田中修司さん（６４）が１９日、同市伊佐田町の西村記念館で記者会見を開いた。矢熊代表は「行政と一体となって何とか保存、活用し、まちの活性化につなげたい」と入会、協力を呼び掛けている。 大正時代を代表する文化人で新宮市名誉市民の西村伊作（１８８４～１９６３）が設計した屋根裏部屋を入れて木造３階建ての洋館。伊作と親しかった宣教師チャップマンの元邸宅で、１９２６（大正１５）年に完成した。新築当時の延べ床面積は約２５０平方㍍。 建物は戦後一時期、旅館として利用された際に数室増築されている。市出身の芥川賞作家中上健次が執筆した建物としても知られている。老朽化で家主が個人で維持管理していくことが困難となり、現在は市内不動産店の管理下にある。 道路を挟ん