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今週の本棚:田中優子・評 『「蛮社の獄」のすべて』=田中弘之・著 - 毎日jp(毎日新聞)
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今週の本棚:田中優子・評 『「蛮社の獄」のすべて』=田中弘之・著 - 毎日jp(毎日新聞)
(吉川弘文館・3990円) ◇転換期に振り返る「鎖国」時代の言論弾圧 不謹慎かも知れないが、私は本書... (吉川弘文館・3990円) ◇転換期に振り返る「鎖国」時代の言論弾圧 不謹慎かも知れないが、私は本書を読みながら、今この日本で展開している「原発継続」と「脱原発」の対立を思い浮かべていた。菅首相が脱原発とエネルギー政策の転換を明確に言い出したとたん、菅下ろしの大合唱が始まり、様々な画策がなされている。それは蛮社の獄にも似て、従来の政治・経済構造の必死の守旧と引き締めに見える。 戦後日本の五五年体制は、細川内閣の成立でいったん崩壊した。しかし簡単にはその利権構造も価値観も変わらず、また後戻りした。民主党政権の成立でも原発利権から沖縄問題まで引き継がれ、やはり簡単には変わらなかった。しかし東日本大震災という予想外の出来事によって、新たな日本が現れるかも知れないその時点に、私たちは立っている。「脱原発」はその象徴でもあり柱でもあろう。 本書は、渡辺崋山と高野長英ばかりに注目されていた「蛮社の獄」