インサイド：Ｗ杯後の日本サッカー 変革と熟成を目指して／２ - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇欧州へ広がる「進路」 ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会の決勝トーナメント１回戦でパラグアイに敗れた直後、日本代表ＭＦ本田圭佑は「一人一人、すべての技術を向上させる必要がある。若手はもっと海外に出るべきだ」と言い、ＭＦ松井大輔は「ベスト１６に残ったことで日本の価値を世界に示せた。これで海外に出やすくなると思う」と話した。欧州で複数年プレーする彼らの言葉に呼応するかのようにＷ杯後、日本選手は続々と欧州へ移籍した。 Ｗ杯前から海外移籍に意欲的だったＤＦ長友は「積み重ねてきたことをさらに伸ばしていかないと通用しない」。Ｗ杯で出番がなかったＤＦ内田は「うまくなるためにはどうしたらいいか考えていきたい」と話す。国際試合で抱いた危機感が、新たな舞台へと駆り立てたようだ。 ■徐々に高まる評価 国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）公認代理人で、ＭＦ稲本潤一やＦＷ大久保嘉人らと契約する田邊伸明氏（４４）は、Ｗ杯