SUNDAY LIBRARY：南 伸坊・評『骨風』篠原勝之・著 | 毎日新聞

この本はいい。私はすごくススメたい。 ◆『骨風（こつぷう）』篠原勝之・著（文藝春秋／税抜き１６５０円） 私は、いまこの本を友人たちにススメまくっている。私は著者と友人で、私の友人達もまたクマさんと友人だっていうのに。 この本には、クマさんその人がいる。この本を読んでいて感じるのはクマさんその人であって、私が、クマさんはいいなあ、と思っているそのクマさんがそのままいるのだ。 はじまって９行目に、一人称が出てきた。

[mayumiura]

“クマさんの命に対するまっとうさ”