汽車土瓶：鉄道旅行のお供を復刻…愛知と岐阜のグループ - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

復刻した汽車土瓶。収納しやすい角形で、旧国鉄のマークと「お茶」の文字が描かれる＝岐阜県多治見市で、高橋昌紀撮影 かつて鉄道旅行のお供だった陶製の茶器「汽車土瓶」を愛知、岐阜両県の市民グループが復刻させた。あめ色に旧国鉄のマークが浮き上がる懐かしの一品。廃線トンネル跡を散策する地域振興の鉄道イベントを盛り上げようと、今月下旬に現地販売される。 市民グループは、１９６６年に廃線となった愛岐トンネル群（高蔵寺－多治見間約８キロ、計１３本）の保存活動に取り組む「愛岐トンネル群保存再生委員会」（愛知県春日井市）と「市之倉まちづくり実行委員会」（岐阜県多治見市）。多治見市高田・小名田地区で駅弁容器を製造する窯元が１９５０年代に使った製造用の型が保管されていることが分かり、両グループの依頼で計３００個製造した。 トンネル群は経済産業省の「近代化産業遺産」にも認定され、保存再生委が年２回特別公開を実施して