聖イグナチオ教会：自殺遺族を支援 「大罪の教え」超え - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

国内で最も多い１万人超のカトリック信徒を抱える聖イグナチオ教会（東京都千代田区）の有志が自殺問題のプロジェクトチームを作り、自死遺族の支援を始めた。遺族向けのウェブサイトを９月末に開設、１１月には初の追悼ミサも開く。自殺者が毎年３万人を超える一方、カトリックの「自殺は大罪」という教えから教会内でも苦しむ信徒もいた。その反省から、教会内外の遺族に悩みを分かち合おうと発信している。 「教会は自殺者に対して冷たく、差別や偏見があったことがありました。深く反省し『自死と向き合う教会』として出発しようと活動を始めました」 こんな文章でサイトは始まる。開設したのは、神父や信徒ら有志で作るチーム「聖イグナチオいのちを守るプロジェクト」。精神保健福祉士で信徒の岩田鐵夫さん（６７）が中心だ。サイトでは、父を自殺で亡くした岩田さんの思い、自死遺族と未遂経験者の体験談、岡田武夫・東京大司教のメッセージが続く。

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これはカトリック界においては画期的なことなんだが、やはり日本だけなんだろうか……。