原発避難住民調査：「除染を全力で進める」藤村官房長官 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

藤村修官房長官は８日の記者会見で、福島県双葉郡８町村の全世帯のうち元の居住地に「戻る気がない」と答えた避難者が２７％に上った福島大のアンケートについて「この地域の皆さんが時々（首相官邸に）来られるが、特に若い人から『もう戻らないんですよ』という声を最近、より多く聞くようになった」と懸念を示した。そのうえで「一日でも早く安心・安全な生活を取り戻せるよう除染を全力で進める」との政府方針を強調した。 藤村長官は「線量が高い地域は長期的な取り組みが必要だが、それ以外で国が直接対策を行う地域は１４年３月までに生活圏周辺などを除染し、発生した土壌などを仮置き場に逐次搬入することを目指す」と説明した。【小山由宇】