スペインブランド：原産国タグ切り販売に排除命令 公取委 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

スペインの衣料品ブランドの日本法人「アドルフォ・ドミンゲスジャパン」（東京都渋谷区）が、日本国内で商品を販売する際に原産国表示のタグを切り取って販売したとして、公正取引委員会は９日、同社に対し景品表示法に基づく排除命令を出した。 公取委によると、同社は０７年１１月から今年２月、中国、インド、トルコで製造したシャツやセーター、スカートなどを国内２０店舗で販売した際、「ＭＡＤＥ ＩＮ ＣＨＩＮＡ」などと原産国を表示したタグを切り取っていた。同社は各店舗に「原産国表示は客に不快感を与える」「商品を渡す際に表示を取り外すように」という趣旨のメールを送っていたという。店員が客に「スペイン産だ」と説明したとの情報もあるという。 「アドルフォ・ドミンゲス」のブランドは、世界１５カ国で３００店舗以上が取り扱っている。同社は「反省して、再発しないように対応している。誠に申し訳ありませんでした」とコメントした