福島第１原発：一時帰宅はＧＷ明け 警戒区域 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

菅直人首相は２５日の参院予算委員会で、東京電力福島第１原発から半径２０キロ圏内を立ち入り禁止とした「警戒区域」から避難した住民の一時帰宅について「できるだけ早く、連休明けのそう遅くならないところからスタートしたい」と述べ、５月の大型連休明けをめどに実施する考えを示した。枝野幸男官房長官は同日の会見で「公益的立ち入りは一両日で実施できそうな準備が進んでいる」と述べ、町役場などへの立ち入りは先行して２６日にも実施する考えを示した。 一時帰宅の対象は約２万７０００世帯。国が関係市町村に伝えた基準によると、一時帰宅は１世帯１人に限り認め、１５歳未満や妊婦、歩行が困難な高齢者は対象外とする。 帰宅者は地域ごとにバスで移動し、自治体職員が同行する。国が用意する防護服や線量計を身に着け、被ばく線量が累積で１ミリシーベルトを超えないよう、在宅時間は最大２時間、移動時間を含め２０キロ圏内に滞在するのは計５時