「ロバスト性」メモ - レジデント初期研修用資料

外乱に対して強く安定していること、「ロバストであること」は、どういう要件を満たすことで成立するのか、そんなことをこれから考えてみたい。 英国の自動車番組「TopGear」 の中で、家に激突しても、海に沈められても、ビルごと爆破されても、動き続けて、 自動車としてはじめて北極圏に立った「トヨタハイラックス」は、そうしたロバストな製品の代表だろうけれど、 じゃあハイラックスはどうして壊れないのか、それをきちんと説明できるようになると、きっといろんなものが見えてくる。 頑丈や冗長とは違う 外乱に対して強いことというのは、必ずしも頑丈を意味するわけではないし、冗長性を持たせることで、プロダクトはたしかにロバストになるけれど、ならばロバストに作られた何かが、常に冗長かといえば、案外そうでもない 外乱という言葉に、環境だけでなく、「人がそれを使い続ける」という人間要素を入れると、話はもっとややこしくな

[BIFF]

「「私の脳内モデル」で暫定的に現実が説明できてしまうと、それは恐ろしく強力にその人を縛る。」自戒を込めて深く頷ける。「絶対に心筋梗塞にならないワニの心臓とか、癌に極めてなり難いサメの組織」

[ita-wasa]

# 「素晴らしい製造技術が前提の設計」というものは、危険な気がする。コストを度外視していいのなら、それは設計者にとっても製造者にとっても「挑戦」なのかもしれないけれど、コストカット圧力のようなものに対し

[SavingThrow]

"「私の脳内モデル」で暫定的に現実が説明できると、それは恐ろしく強力にその人を縛る。陰謀論、ホメオパシー。black box化すると、得体の知れない何かとして信頼が得られなくなる。だめなときに戻れる場所は大切。"

[youhey]

炒飯を作るための技術は、単純である代わり、技術の見通しがすごく悪いPCの／そこに戻る場所は大切→物見櫓、iPhoneのホームボタン、ネットワークに参加しているPCのスタンドアロン性

[shimooka]

『絶対に心筋梗塞を起こさないワニの心臓とか、癌に極めてなり難いサメの組織とか』へぇ / 『「ここに戻ればやり直せる」何かというのは強い』

[itochan]

フェイルセーフとかフールプルーフ　（「ロバスト」との正確な関係が思い出せず…単語までorz）　コンピュータで言うと「クラウド技術」とか。

[medtoolz]

車のラダーフレームというものは、機能要素間の結合を切り離す効果、上物にトラブルを生じても、そこで延焼をくい止めるような効果、「ボディがなければ幌馬車に」巻き戻せる保険、いろんな機能がある

[kurusupa]

ロバストって知らない単語だった。ピーキーの反対語と考えていいのだろうか。

[petronius7]

本家の品質工学的な意味では、ばらつきがあっても必要な機能を常に満足する構成をロバストと呼び、部品設計や製法など全て天秤にかけコスト最小を目指します。/放置ブログと関係があってちと嬉しい。http://bit.ly/dZdJeW

[junmyk]

プリウスのソフト設計者が言ってたんじゃが、機能要素間の結合がルーズだとロバストなんだって。一周回り込んでも伝達できるようなルーズさｗ

[k-takahashi]

『ここに戻ればやり直せる」何かというのは強い』