エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
【05-01】《長大な劇形式》聖史劇と道徳劇:ジャンルの名称について: フランス中世演劇史のまとめ
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
【05-01】《長大な劇形式》聖史劇と道徳劇:ジャンルの名称について: フランス中世演劇史のまとめ
ここからは後期中世の演劇ジャンルのうち、《長大な劇形式》、すなわち聖史劇〈ミステール mystère〉と... ここからは後期中世の演劇ジャンルのうち、《長大な劇形式》、すなわち聖史劇〈ミステール mystère〉と道徳劇〈モラリテ moralité〉について述べる。この二つの劇ジャンルは、長大化の傾向、教訓的意図、見世物的で豪華な上演形式という共通点を持っている。 道徳劇は、〈人間〉〈力〉〈悪意〉〈偽善〉〈愛〉〈嫉妬〉など,人間の善と悪に関わる道徳的・倫理的抽象観念を擬人化した寓意(アレゴリー)を登場人物とする演劇ジャンルであり、この種の演劇はフランスだけでなく、イギリスやドイツでもこの時代、流行した。英語の作品としては、15世紀末に作られた『エヴリマン』Everymanがよく知られている。寓意的人物が登場する文学作品の伝統は古代末期、4世紀のキリスト教ラテン詩人、プルデンティウスPrudentiusの『霊魂をめぐる戦い』Psychomachiaまで遡ることができる。フランス語では、13世紀にギヨ