asahi.com:「売薬さん」賛否-マイタウン富山

厚労相 薬通販を原則禁止 省令改正で６月から 団体「責任所在が明確」 老舗「論議に業者不在」 厚生労働省の省令改正で、一般用医薬品のうち副作用リスクの低いビタミン剤や整腸剤などを除き、原則として６月から薬の通信販売ができなくなる。薬業関係者が多い県内では、リスクを取り除くことを支持する団体がある一方、同省の議論の進め方に疑問を抱く伝統薬業者もある。（久保田一道） 「消費者のために、副作用のリスクをなくそうという省令は支持する」。県薬業連合会の松沢孝信専務理事は話す。「売薬さん」で知られる県内の配置薬業者の多くは、これまでも対面販売が原則。「ネットでの販売は、何か起こっても責任の所在がはっきりしないところがある」 すでに対策を講じている業者もある。配置薬大手の広貫堂（富山市）はこれまで熊膽圓（ゆう・たん・えん）など数十種を通信販売してきた。同社は省令改正の動きを受け、