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今を生きる中国人、死後を心配する日本人
今週のコラムニスト:李小牧 私事で恐縮だが、湖南省長沙市に住む私の兄が今月18日早朝、永眠した。まだ... 今週のコラムニスト:李小牧 私事で恐縮だが、湖南省長沙市に住む私の兄が今月18日早朝、永眠した。まだ63歳だった。持病があったわけでもなく、酒もたばこもほとんどやらない兄だが、朝トイレに立ったとき、突然脳出血で倒れたらしい。 私とこの兄は実は異父兄弟である。母親は二度結婚していて、最初の夫が国民党員だったため文化大革命の時代には随分苦労したのだが、その最初の夫との子供がこの兄、李行健(リー・シンチエン)だった。 苦労を共にした兄が死んだのだから本当は飛んで帰りたい。だがわが新宿・歌舞伎町の「湖南菜館」はあいにく新年会の予約が一杯で、とても店を放ったらかして帰る余裕はない。この記事がアップされる25日にようやく帰国の飛行機に飛び乗るが、残念ながらすでに現地の葬儀は終わっている。 死者を悼む気持ちは中国人も日本人も変わりない。だが葬儀となると、同じ東アジアの国なのに随分違う。日中両国で何度も葬
2010/01/29 リンク