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夏休みの宿題: 大竹文雄のブログ
8月も終わりに近づいてきた。子供の頃、夏休みの宿題を 夏休み最後の日に必死でやった思い出をもつ人も... 8月も終わりに近づいてきた。子供の頃、夏休みの宿題を 夏休み最後の日に必死でやった思い出をもつ人も多いだろう。 昨年、高校生に経済学の話をする機会があった時に、 夏休み最後の日に宿題をあわててしたり、 ダイエットに失敗したりするのはどうしてか、という話をした。 このように人々が「後悔」をするのは、狭い意味の合理的な 行動を前提とすれば説明できない。逆に言えば、 人々は後で後悔をしないように、現在時点で最善の行動を しているはずだからだ。 「後悔」を説明するには、通常経済学で用いられる 時間に関する選好の仮定を少し変える必要がある。 その一つが、最近の行動経済学でよく知られている 「双曲割引」という考え方だ。双曲割引とは、簡単に言うと、 「遠い将来のことを考える場合には「忍耐強く」なることができるが、 近い将来のことには「せっかち」になってしまう」、という人間の 行動を表したものだ。 だれで
2006/09/10 リンク