反社会学講座 第24回 こどもが嫌いなオトナのための鎮魂曲

お知らせ この回の内容は、『続・反社会学講座』（ちくま文庫版）で加筆修正されています。引用などをする際は、できるだけ文庫版を参照してください。 ●第１楽章 Adagio：こども嫌いの理想と現実 姑と嫁の会話。 「まさかあなた、孫をあたしに押しつけて、自分は仕事を続けようなんて考えていないでしょうね。冗談じゃないわよ、あたしは孫の世話をする気なんか、さらさらありませんからね」 「ああら、お義母様、ご心配なく。あたしだって、自分の楽しみや生活を犠牲にしてまでこどもが欲しいとは思いませんのよ」 「おや、あたしたち案外、気が合うかもね」 「そうみたいですわね、オホホホホホ」 こんな会話を耳にしようものなら、まったく、近頃は女どもが揃いも揃ってこんなだから、少子化が一向に止まらないのだ、日本人の母性愛よ、いまいずこ――と、保守派の中高年諸氏は憤ることでしょう。では、この会話が、江戸時代末期になされた

[syuu1228]

“まったく、近頃は女どもが揃いも揃ってこんなだから、少子化が一向に止まらないのだ、日本人の母性愛よ、いまいずこ――と、保守派の中高年諸氏は憤ることでしょう。では、この会話が、江戸時代末期になされたもの

[secseek]

昔の日本人は赤ん坊を殺しまくってたそうです。まったく、日本古来の伝統は実にすばらしいですね。なんでかって避妊ができなかったからと言うんですが、だったら子供を作んなきゃいいだろ、と思います。我慢できなか

[wakabaroom]

"法律で禁じられたからといって、江戸の260年間でつちかわれた慣習がかき消えるわけではありません。地方では間引きはこっそりと続けられました。柳田国男は、すべての家に一男一女のこどもがいる村があったといい"

[daisuke1983]

つい読み入ってしまった。・・・って、もう寝る時間だ！