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躁病
躁病についての研究は少ない。 だいたい、躁ってのは見かけが楽しそうであんまり深刻そうには見えないせ... 躁病についての研究は少ない。 だいたい、躁ってのは見かけが楽しそうであんまり深刻そうには見えないせいか、不当に軽視されているようだ。実際、分裂病やうつ病の研究は山ほどあるし、うつ病がメインで躁には申し訳程度に触れただけの論文も掃いて捨てるほどあるんだけど、躁病に焦点をあてた研究ってのは非常に少ない。だから、代表的な論文を20本も読めば、躁病に関しては全貌が見渡せてしまうといってもいいくらいだ。 まあ、実際純粋な躁病というのは少なくて、双極性の躁うつ病の10分の1か5分の1しかないようなんだけど(いちばん多いのは単極性のうつ病で、アメリカ人の15%が一生のうちに一度はかかるという)。 そういう事情のせいか、DSM-IVでは、「単極性うつ病以外はすべて双極性」という定義が採用されているので、単極性の躁病は「双極I型」という分類に入ることになっている。なんだか理不尽だよなあ。 陽気でとにかくしゃ