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第9回 カタルーニャ問題と2008年の亡霊
イギリスがEU離脱を決め、アメリカではトランプ大統領が誕生。今年、フランス大統領選、ドイツ連邦議会... イギリスがEU離脱を決め、アメリカではトランプ大統領が誕生。今年、フランス大統領選、ドイツ連邦議会選など重要な選挙が行われる欧州では、「さらにヤバいことが起きる」との予測がまことしやかに囁かれる。はたして分断はより深刻化し、格差はさらに広がるのか? 勢力を拡大する右派に対し「レフト」の再生はあるのか? 在英歴20年、グラスルーツのパンク保育士が、EU離脱のプロセスが進むイギリス国内の状況を中心に、ヨーロッパの政治状況を地べたの視点からレポートする連載、その第9回。独立宣言で揺れるカタルーニャ。真向から対立するスペイン首相とカタルーニャ州首相の「舌戦」はともかく、地べたの人々はどう考えているのか。カタルーニャ現地の生の声を聞くと、そこにはやはり不況・緊縮財政への怒りの声があった。 「2017年は、政治がようやく2008年の金融危機に追いついた年かもしれない」 というのは、英国労働党党首ジェレ
2017/11/09 リンク