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「スイスショック」から日本の投資家が学ぶべきこと --- 内藤 忍
今週の為替マーケットの最大の出来事は「スイスショック」でした。1月15日にスイス国立銀行(中央銀行)... 今週の為替マーケットの最大の出来事は「スイスショック」でした。1月15日にスイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの上昇を抑える目的で設定していた、1ユーロ=1.20スイスフランの上限を撤廃すると突然発表し、スイスフランが急騰したのです。 (写真はZAIオンラインから) 2011年9月から3年間以上続けてきた、スイスフラン売り、ユーロ買い為替介入を行った結果、スイスの外貨準備高はGDP(国内総生産)の7割を超える規模まで膨らんでしまい、ユーロ建て資産がさらに拡大するリスクを無視できないレベルになったことが背景にあるようです。 また、このタイミングでの発表の理由として、欧州中央銀行(ECB)の理事会が来週に控えていることが考えられます。ECBが、量的緩和をはじめる発表をするという憶測があり、実際にそうなれば、スイス中銀はさらに市場介入を継続せざると得ない状況に追い込まれれる可能性があった。
2015/04/30 リンク