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ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』(みすず書房)、古松崇志『草原の制覇 大モンゴルまで』(岩波書店) - 鹿島 茂による読書日記 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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ホーム読書日記/コラム/対談・鼎談ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』(みすず書房)、古松崇志『... ホーム読書日記/コラム/対談・鼎談ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』(みすず書房)、古松崇志『草原の制覇 大モンゴルまで』(岩波書店) 農耕国家と無国家民×月×日終焉の気配を見せないコロナ禍に文明世界が軋みをみせている。しかし、ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー』(立木勝訳 みすず書房 三八〇〇円+税)によると、人類は定住と集住を選び取って以来、動物原性感染症との戦いを運命づけられていることになる。 流布された文明史では、乾燥地帯での灌漑事業の必要から国家形成が促されたということになっているが、著者によるとこれは現在の気候条件と地理的環境に目をくらまされた誤りで、「最初の大規模な定住地は、乾燥環境ではなく湿地帯で発生した」。文明発祥の地とされたメソポタミアは沖積層が現在よりも低く「むしろ狩猟採集民の天国ともいうべき湿地帯だった」。つまり、メソポタ
2020/10/03 リンク