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『猿のミイラが意味するもの』 ポスター等のメインビジュアルでも大きく扱われている不気味な猿のミイラ... 『猿のミイラが意味するもの』 ポスター等のメインビジュアルでも大きく扱われている不気味な猿のミイラ。胸に×印が刻まれ、さらに手足も同様に×印で交差しています。このシーンより先、映画は決定的に転調します。 「リアリズム=現実的整合性」をきちんと踏襲していたのにこれ以降、高部を中心とした世界が変容し、見ているものが現実なのか夢や思念の中での出来事なのか分からなくなる。非常にあやふやな描写が多くなるのです。 黒沢さんの作品はいつも現実世界からスタートしますが、やがて現実と虚構の境界があやふやになり、気づくとドップリ「向こう側の世界」へと引き込まれている。この引き込み方がいつも巧みで、これこそ黒沢節だなぁといつも思います。 本作では猿のミイラがあちら側世界へのスイッチとなっています。そしてそれを見たすぐ後、高部は妻の文江が自殺する幻影を見る。これはつまり向こう側の世界へと移動したことを象徴している