『第12回 結局、8月9日に何があったのか』

第12回 結局、8月9日に何があったのか －解説が必要な国会審議とは（その２）－ 1月29日午後の参議院予算委員会で、立憲民主党の杉尾秀哉議員が質問に立った。 資料「iPS細胞ストック製造事業法人化の進め方」（令和元年8月9日付）が配られ、質疑が行われた。 結果は追及不足だったと言わざるを得ないが、密室でのやりとりの一端を明らかにした。 （その模様は、参議院TVで確認可能だ。1月29日、杉尾議員を選択。） https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php 結局、8月9日に何があったのか。改めて、そこに迫ってみよう。 核心的な資料「法人化の進め方」が全てを語る。 iPS細胞に関する基礎研究を行うCiRA、と iPS細胞ストック製造（ストック事業）を行う公益財団法人(「法人」) の業務と予算措置を整理した紙だ。 まず、補佐官と大坪氏が持参したバー

[hapoa]

“私はCiRAの関係者ではない。彼らも固く口を閉ざして語ろうとしない。が、1年半以上、大坪氏の近くで仕事をしてきた私には手に取るようにわかる”