『映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』とデフレの日本、デフレ以後の日本』

最果タヒさんからかなり前に頂戴した詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化されたときにはかなり驚きました。詩集を映画化するというその斬新な発想からです。詩の一篇やまた歌曲をテーマにした映画はあるかもしれませんが。 そしてこの映画には少しだけですが、よくトークイベントに出演をお願いしてきた松永かなみさんも出ているのも個人的にはツボです。ただなかなか時間が合わずに結局はamazonの配信で鑑賞しました。 映画の感想は、まるで日本のデフレ経済を体現したようなエピソードと登場人物のキャラともいえて、もし仮に「デフレ映画」という分野があれば筆頭にあげるべきものだと思います。ただ現在の東京という都市を描いているかといえば、やはり不十分ではありますが、すでにデフレをほぼ脱却したここ数年の都市風景の変化をとらえているとはいえないと思います。 例えば海外からの労働者、特に劇中のフィリピンからの労働者は

[littleumbrellas]

このデフレ脱却策による変化を捉えられてない人、言論人とかにもいるしよく見かける現象だな。